
医療・健康・投資・金融に関する情報を扱ったサイトはYMYL(Your Money Your Life)と呼ばれ、人の命や健康・経済に大きく関わることから、Googleはこれらのサイトのコンテンツの質を重視しています。
たとえば、間違ったダイエット情報の記事を信じて実践した人に健康被害が起こったり、嘘の節税情報の記事を信じて実践した人に損害が発生したり、ということが起こり得ます。
こういった深刻な被害を防ぐため、GoogleはE-A-T(Expertise:専門性、Authoritativeness:権威性、Trustworthiness:信頼性)に基づいてこれらのコンテンツの質を評価し、検索順位に反映されるという仕組みになっているといわれていました。
ちょうどこのお話は、先週愛媛松山で開催したWixミートアップでしたばかりです。
では、どうやってそのE-A-Tを判断するのか?これが、Googleから公式に発表されました。
関連機関・公的機関からの被リンク
ズバリこれです。医療・健康サイトであれば、病院・学会・製薬会社など。大手マスコミやニュースサイトも有効です。
しかし当然ですが、これらのサイトからリンクをしてもらおうとなると、そう簡単にはいきません。注目してもらえるような記事を書いたり、利用価値のある情報を提供したり、長い時間をかけて関係性を作ったりしなくてはなりません。
しかし、それだけの労力をかけてでも、この被リンクは得た方がよいようです。というより、この被リンクを得られるなら、かなり良い記事がサイト内に存在しているはずです。
具体的な取り組みかたの事例は、こちらのSEO情報記事に掲載されていますので、参考にしてください。
>> 【公式発表】Googleのアルゴリズムは自動的に医療サイトを検知して重点チェックしているという事実が明らかに! | モバイル時代のSEO情報ブログ
私が見た事例では、ポータルサイトからのリンクも有効なようです。上位表示している整骨院・エステサロンの多くが、エキテンからの被リンクがありました。
エキテンで上位表示すれば、エキテンの整骨院・エステサロンのページから自社サイトへのトラフィックが多く発生します。また、エキテンに掲載されているということは、実在するお店という証明になりますから、「多くの人が訪問するちゃんとした整骨院・エステサロンのお店」という信頼性が得られるのではないかと、私は考えています。
アフィリエイト報酬欲しさに、コピペ記事や誇大記事、釣り記事を書く行為が横行しましたが、このGoogleの施策により、そういったインチキサイトは検索上位から姿を消しました。
SEOの基本は、ずばり「まさにそれ!」と刺さるような、欲しい情報を提供してあげること。やはりこれに尽きるわけですが、リンクを貼ってもらうための地道な活動というのも必要ということです。
YMYLコンテンツをもつサイトを運営している人は、ぜひこの点を意識して取り組んでみてください。